2012年3月17日土曜日

クリップの歴史


IT化に伴い、ペーパーレス化も進み。今では営業や企画のプレゼン、
また、学校説明会に至ってもPCやタブレット等を使うことが増えましたが、
やはりまだまだ、資料を傷つけずまとめるのに大活躍のクリップ

このクリップ、はるか東ローマ帝国の時代に既に使用されていたそうです
当時は真鍮製のクリップで、皇帝や貴族の間で使われる、高級品だったそう

近代的なクリップの起源ははっきりしませんが、
ノルウェー人のヨハンヴァーレルという方が発明したと、されていますが
現在のゼムクリップとはちょっとつながっていないとのこと

ゼムクリップは、1890年ころに、『ゼム・マミファクチュアリング・カンパニ』
が発明したようで、のちにヨハンヴァーレル氏が少し形を変えてクリップの
特許を取りましたが、ゼムクリップを超えることはできなかったそうです

クリップとノルウェー人のかかわりは古くから深く、第二次世界大戦中、
ドイツの占領下にあったノルウェーでは、ゼムクリップを服につけ、
ひそかに抵抗運動のシンボルとしていたそうです




そしてクリップから進化したガチャックは、実は日本の発明品なんです★
ガチャックは、英語の「chack」と紙を綴じす際にでる「ガチャ」という音を
掛け合わせたものなんだそうです
和製英語で「連射式クリップ」ともいいます
町の発明家によってアイデアが出されましたが、何社も企業に持ち込んでは
相手にされないところを、オート社に受け入れられ、1981年に発売されました

身近すぎて、ありがたみを忘れがちですが、細長い形の針金で作られた
ゼムクリップは、様々なところで利用される欠かせないものとして
みなさんの机の上や、引出しの中に、一つは転がっていることでしょう★

ちょっと、クリップへの見る目・・・変わりませんか?
文具一つ一つに様々な歴史や苦労があるんですね(^^)

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